報道資料
平成25年12月11日
無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果
<120GHz帯FPUの導入並びに1.2GHz帯及び2.3GHz帯FPUの高度化に向けた制度整備>
総務省は、本日、120GHz帯を使用する無線システムを使った放送素材伝送を行う放送事業用無線局(以下「FPU」という。)の導入並びに1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用するFPUの高度化に伴う無線設備規則の一部を改正する省令案等について、電波監理審議会(会長:前田 忠昭 東京瓦斯株式会社顧問)に諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けました。
また、当該省令案等について、意見募集をしたところ、4件の意見の提出がありましたので、提出された御意見及びそれに対する総務省の考え方を併せて公表します。
1 経緯
スーパーハイビジョン(4K/8K)による放送の実現に向け、現在のFPUでは大容量伝送(約24Gbps程度)を行うことができないため、十分な伝送容量を確保できる120GHz帯の周波数帯を使用した無線システムの導入が求められています。
また、現在の1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用するFPUについて、一層の周波数利用効率を上げることが可能なMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術の導入が求められています。
このため、情報通信審議会において技術的条件の検討を行い、平成25年7月24日に一部答申を受けたところです。
120GHz帯を使用するFPUの導入並びに1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用するFPUの高度化に伴う無線設備規則の一部を改正する省令案及び周波数割当計画の一部を変更する告示案(以下「省令案等」という。)について、平成25年11月6日(水)から同年12月5日(木)までの間、意見募集を行いました。
2 答申及び意見募集の結果
(1) 本日、120GHz帯を使用するFPUの導入並びに1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用するFPUの高度化のため、電波監理審議会へ省令案等について諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けました。
(2) 省令案等について、平成25年11月6日から同年12月5日までの間、意見募集を行ったところ、4件の意見の提出がありました。提出された御意見及びそれに対する総務省の考え方は別紙
のとおりです。
3 今後の予定
総務省では、電波監理審議会答申及び意見募集の結果を踏まえ、速やかに関係省令の改正を行う予定です。
(関係報道資料等)
ページトップへ戻る