1.協力覚書の背景
総務省は、平成18年(2006年)にブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」という。)が地上デジタルテレビ放送日本方式の採用を決定して以来、ブラジルとの間で主に放送分野を中心に協力関係を深め、平成30年(2018年)には、協力関係を発展させ、情報通信技術(以下「ICT」という。)分野全般での協力へ拡大するため、総務省とブラジル通信省の前身組織である科学技術革新通信省との間で「地デジ・ICT分野に関する協力覚書」の署名を行いました。
今般、村上総務大臣とフィーリョ通信大臣との間で、両国間でICT分野やデジタル・インクルージョン分野における協力をより一層深化させていくことで一致したことから、日ブラジル外交関係樹立130周年の節目におけるルーラ・ブラジル大統領の訪日の機会を捉え、上記協力覚書を全面更新するべく両大臣が署名し、令和7年3月26日(水)、両国首脳立会いの下、新たな協力覚書を締結した旨発表しました。
2.覚書に記載された主な協力分野等
(協力分野)
・デジタルインフラ(光ファイバ、データセンター)
・5G/Open RAN
・防災ICT
・次世代放送システム
・郵便 等
(署名者)
総務省:村上総務大臣
ブラジル通信省:フィーリョ通信大臣
3.今後の方針
本協力覚書に基づき、ICT分野における両国の協力を一層推進してまいります。
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