青少年のインターネット利用環境整備

 青少年が、インターネット 、スマートフォンを始めとするデジタル機器 、 SNS などのコミュニケーションツール等を利用することが一般的になっている中で、こうしたサービスをきっかけとした被害も発生しており、青少年保護のための対策が急務となっています。

「インターネットトラブル事例集」

 青少年のインターネット利用に係る、実際に起きた最新のトラブル事例を踏まえ、その予防法等をまとめた「インターネットトラブル事例集」を、2009年から毎年作成・公表しています。
 
「インターネットトラブル事例集」(総務省)
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/
 


〇 青少年のインターネット利用におけるトラブル事例等に関する調査結果(令和6年度)
 全国の中学校及び高等学校計7校において、「インターネットトラブル事例集の内容及び活用方法」をテーマにワークショップを実施しました。
 中学生及び高校生から聴取した「データが少なく、説得力に欠けるので、事例に紐づくデータを掲載するのはどうか」、「SNSなど身近なコンテンツから自然にアクセスできるよう、ショート動画等を作成したらどうか」といった意見を踏まえ、「インターネットトラブル事例集(2025年版)」にトラブル事例に紐づくデータを掲載し、トラブル事例のショート動画を公開しました。
 
<実施校>
中学校: 神戸学院大学附属中学校(兵庫県)
      名取市立増田中学校(宮城県)
      府中市立府中第八中学校(東京都)
高等学校:関西学院高等部(兵庫県)
      神戸学院大学附属高等学校(兵庫県)
      静岡県立駿河総合高等学校(静岡県)
      早稲田摂陵高等学校(現:早稲田大阪高等学校)(大阪府)

ワークショップ結果PDF

「上手にネットと付き合おう!〜安心・安全なインターネット利用ガイド〜」

 安心・安全なインターネット利用に関する啓発を目的とした新たなサイト「上手にネットと付き合おう!〜安心・安全なインターネット利用ガイド〜」を開設しています。

 本サイトは、(1)未就学児・未就学児の保護者、(2)青少年、(3)保護者・教職員、(4)シニアに向けて、インターネットの安心・安全な利用に係る充実したコンテンツを掲載した全世代型の啓発サイトです。

 「SNS等の誹謗中傷」や「インターネット上の海賊版対策」といった内容を「特集」として掲載している他、イラスト等を用いて分かりやすく解説するとともに、パソコンだけでなくスマートフォンでも閲覧しやすくなっております。
 様々な場面で広くご活用ください。
URL:https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/

 
  
 総務省では、青少年がインターネット上の有害な情報等に接触することを防ぐためのフィルタリング利用の促進や、青少年のインターネットリテラシー・マナー等の向上のための啓発活動等に、事業者や保護者・地域の方々等多様な関係者と一体となって取り組むことにより、青少年がスマートフォンやインターネットを安心・安全に利用できる環境の整備に努めています。

フィルタリングサービスの利用促進

 青少年が安心して安全にインターネットを利用するためには、違法・有害情報との接触により生じるリスクを保護者が正しく認識した上で、フィルタリングサービスを利用し、適切な設定を行うことが重要です。
 フィルタリングに関する法制度やサービスの仕組み等の詳しい解説や、関係各社へのリンクについては、下記のページをご覧ください。
フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存知ですか?

インターネットリテラシー・マナー等の向上に関する取組

○e-ネットキャラバンの推進

 インターネットや携帯電話は、今や私たちの日常生活やビジネスに欠かせないコミュニケーションツールとなっており、近年では子どもたちでも容易に使える環境が整っています。一方で、子どもたちは大人より警戒心もなく、使う上での判断力やモラルの準備が整わないうちに、安易にネットの世界に足を踏み入れてしまいがちであるため、ケータイ依存やネットいじめ、ネット詐欺などのトラブルも多発しています。
 このため、総務省では、文部科学省及び通信事業者等と連携し、保護者や学校の教職員、児童生徒を対象とするインターネットの安心・安全な利用に向けた啓発活動(全国規模で行う出前講座)を実施しています。

 講座のお申し込みは、e-ネットキャラバン公式ウェブサイトで随時受付を行っておりますので、詳細はこちらをご覧下さい。


 →e-ネットキャラバン公式ウェブサイト別ウィンドウで開きます

関係団体・事業者・府省庁等との連携

○春のあんしんネット・新学期一斉行動(あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動)

 青少年が安心・安全にインターネット等を利用できる環境の整備の一環として、総務省は多くの青少年が初めてスマートフォン等を手にする春の進学・進級の時期に特に重点を置き、関係府省庁・事業者等と連携・協力して、フィルタリングの推進や青少年・保護者等のリテラシーの向上に向けた取組を集中的に行う「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を平成26年から行っています。
 平成29年12月から平成30年5月にかけては、神奈川県座間市での事件の発生を踏まえ、名称を「あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動」として、前倒し実施しています。
 これまでの取組の内容につきましては、報道発表資料をご参照ください。

 あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動報道発表
 報道発表資料

 春のあんしんネット・新学期一斉行動報道発表
 令和6年度 令和5年度 令和4年度 令和3年度 令和2年度 平成31年度 平成29年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度

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