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第2部 情報通信分野の現状と課題
第5節 国内外におけるICT機器・端末関連の動向

(2) 端末別の市場動向

ア スマートフォン(5G対応)

世界の5G対応スマートフォンの出荷台数は、2021年は5憶8,452万台であり、スマートフォン全体(12億7,634万台)の46%を占めている。2028年以降は5G対応スマートフォンが100%となり、2030年には15億5,000万台まで拡大すると予測されている(図表4-5-2-3)。

国内の5G対応スマートフォンの出荷台数は、2021年で1,753万台(前年比67.7%増)となった。2024年以降は5G対応スマートフォンが100%となり、2027年度には3,218万台まで拡大すると予測されている(図表4-5-2-4)。

図表4-5-2-3 世界のスマートフォン・5Gスマートフォンの出荷台数推移と予測
(出典)株式会社矢野経済研究所「世界の携帯電話サービス契約数・スマートフォン出荷台数調査(2022年)」(2023年2月7日発表)
「図表4-5-2-3 世界のスマートフォン・5Gスマートフォンの出荷台数推移と予測」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら
図表4-5-2-4 日本の5G対応スマートフォンの出荷台数
(出典)CIAJ「通信機器中期需要予測[2022年度〜2027年度]」
イ 4K・8Kテレビ

世界の4K・8K対応テレビの出荷額は、2021年見込みでは4K以上8K未満が13兆9,000億円と大きく、2030年には19兆円まで拡大すると予測されている。4K未満は、2021年見込みで3兆1,700億円だが、2030年には7,700億円まで縮小する見通しである。一方、8K以上は、2021年見込みは1,400億円と小さいが、2030年には5兆2,000億円までの拡大が予測されている(図表4-5-2-5)。

国内の4K対応テレビ(50型以上)の2021年の出荷台数は306万台(前年比0.3%増)、新4K8K衛星放送対応テレビの2021年の出荷台数は314万台(前年比5.9%増)であり、双方とも2021年は増加が減速した(図表4-5-2-6)。

図表4-5-2-5 世界の4K・8K対応テレビの出荷金額
(出典)富士キメラ総研「5G時代の映像伝送技術/8Kビジネスの将来展望2022」
図表4-5-2-6 日本の4K・8K対応テレビの出荷台数
(出典)JEITA「民生用電子機器国内出荷統計」
ウ VR・AR

世界のVRヘッドセットの出荷台数は、2020年以降増加が続き、2022年には1,253万台(前年比0.3%増)となっており、2026年には、2019年から4.2倍増の2,598万台まで増加すると予測されている(図表4-5-2-7)。

図表4-5-2-7 世界のVRヘッドセットの出荷台数の推移及び予測
(出典)Omdia

日本におけるXR(「VR(Virtual Reality 仮想現実)」、「AR(Augmented Reality 拡張現実)」、「MR(Mixed Reality 複合現実)」)及び360°動画対応のHMDの出荷台数は、2021年に72万台だったものが2027年には386万台まで増加すると予測されている(図表4-5-2-8)。

図表4-5-2-8 日本のXR(VR・AR・MR)・360度動画対応ヘッドマウントディスプレイ機器の出荷台数予測
(出典)株式会社矢野経済研究所「XR(VR/AR/MR)360°動画対応HMD市場に関する調査(2021年)」(2022年5月11日発表)
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